初心者でインフラエンジニアの仕事を始めるにあたって重要なことがある。それは目標の設定だ。設定した目標によって必要なスキルが変わってくる可能性が高いからだ。何を目標にしても共通しているインフラ系のエンジニアに必要なスキルは3つある。1つ目は設計書の作成スキルである。設計書はクライアントに見せるものであるため、誰が見ても分かりやすいものであることが重要だからだ。2つ目はプラットフォームを構築する能力だ。プラットフォームはソフトウェアが正常に作動するための土台であるため、質の高いものが求められる。インフラ系のエンジニアには欠かせないスキルだろう。3つ目は負荷に強いものを作る能力が求められる。インターネットは24時間繋がっているため、負荷に弱いものであればクライアントからの信頼を落としかねないからだ。この3つのスキル以外に必要なものが目標設定によって変化するのだ。

例えば将来的にフリーランスとして活躍したいと考えた場合には、営業力や交渉術といったスキルも身に付けるように心がける必要がある。他にも人脈を広げておくことや技術を向上させる努力も重要なスキルになるだろう。目標をチームリーダーとして活躍することと設定した場合には、開発チームのメンバーにアドバイスを行えるように豊富な知識を蓄えておく必要があるだろう。チームリーダーは責任者と呼ばれる立場であるため、トラブルが発生してしまった場合における対応力を身に付けておくことも求められるはずだ。このように、目標設定に応じたスキルの習得が重要なのである。